胃ろうに関する書籍の執筆を担当させていただきました

「PEG用語解説」 (フジメディカル出版)

胃ろう、特に経皮内視鏡的胃ろう造設術(PEG)という言葉が広く知れ渡るようになり、胃ろう造設に関するいろいろな意見が、マスコミで取り上げられるようになりました。

しかし、胃ろうが良いか、悪いか、という一つの答えを導き出す必要はないと思います。適応を考える際には、さまざまな要素が絡みあうために、簡単に答えが出せるものではないと考えています。
我々に必要とされるのは、偏らない幅広い情報の提示であると考えております。

PEG・在宅医療研究会という、胃ろうの造設から管理まで深く携わっている全国のメンバーで構成する研究会があります。ここで、研究会の公式見解を反映した用語集作成の企画が、数年前から進んでいました。
用語は単なる言葉ではなく、正しい知識を得るための基本であり、用語の使い方を曖昧にして取り違えることから誤解が生まれてくることにもつながります。

正しい情報を伝えていきたい、と研究会を牽引されるご高名な先生方にお声かけをいただき、一部分の執筆を担当させていただきました。
私が担当させていただいた内容は、尊厳死、瘻孔形成不全、瘻孔損傷でした。
少しでも、社会貢献になれば、と願います。