2023年から横浜市医師会副会長を担当しています。
https://www.yokohama.kanagawa.med.or.jp/introduction/outline.html#buntan
横浜市医師会として、横浜市行政と一緒に取り組んでいる事業はたくさんありますが、2040年に向けて「地域完結型医療推進」について着手したので、ご報告いたします。
横浜市では全国と同じく、高齢者が増え、生産年齢人口が減りはじめています。人口10万人に対する医師数を、政令市20都市と東京都区部で比べると、横浜市は少ない方から4番目です。

「資料1 政令市の人口10万人当たりの医師数」
高齢者になると、それまで元気に自分の身の回りのことができていましたが、誤嚥して肺炎になってしまう、転倒して骨折してしまう、血管が詰まって脳梗塞や心筋梗塞を発症すると、救急搬送となり入院治療が必要になります。入院して5日間ベッド上で寝てしまうだけで、筋力と気力が落ちてしまい、自分の身の回りのことができなくなってしまいます。病院での治療を終えて自宅に戻っても、介護してもらわなくては生活ができなくなります。
つまり、医療(治療)が終わった後に、リハビリや介護が必要になります。そこで、これからの救急体制は、救急車による搬送(いわゆる「上り搬送」)に加えて、急性期治療を終えて、次にリハビリが重要な方にはリハビリ機能充実した病院へ、介護が重要な方には介護機能が充実した施設へ、と適所に導く搬送(いわゆる「下り搬送」)が重要になります。
つまり患者さんと、病院・在宅医療関連(診療所+訪問看護+訪問介護)・介護施設のマッチングが重要になります。このマッチングをスムーズにすることで、「下り搬送」が適切に展開し、それによって急性期病院のベッドが回転し、「上り搬送」も適切に展開するように、2040年に向けて対策することにしました。
そしてそこには、病院・在宅医療関連(診療所+訪問看護+訪問介護)・介護施設の、情報の共有も重要になります。それぞれが、互いの空き情報や、得意と不得意を理解しあえる情報ツールが必要となります。そのツールとして、当院では「サルビアねっと」を用いています。このツールでは、市民の「本人同意」をもとに進めています。ご本人の同意無しには、進められません。
「サルビアねっと」の案内と参加申し込み用のQRコードを、添付します。

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サルビアねっと参加申し込みQRコード
2040年に向けた対策として「地域完結型医療推進」を、横浜市と推し進めることにしました。横浜市を7圏域に分けて、高度急性期・急性期病院を頂点としたピラミッドで、病院・在宅医療関連(診療所+訪問看護+訪問介護)・介護施設のメンバーに集まっていただき、各地域の問題点を検討するワーキンググループを作りました。
こうした対応について、市民の皆さんにも知っておいていただきたく、ここに資料を添付します。

資料4 地域完結型医療推進の画策(PDF形式 7ページ)【download】