2013年 5月31日、6月7日に放送された、tvkテレビ 「ありがと!」 より 「健康最前線」コーナーにて、「在宅の胃瘻について」のお話を当院 赤羽院長が出演・解説させていただきました。

瘻(ろう)という字は、「本来無いところに道が出来る」という意味を表し、「胃瘻(いろう)」とは皮膚と胃の間に 人工的に造られた道を意味します。

構造は、腹壁と胃壁を貫いたカテーテルを通じて、皮膚側から入れた液体が胃の中に流れ込むようになっています。造り方は内視鏡を使って胃の中を見ながら造設する方法が主体で、経皮内視鏡的胃瘻造設術という意味の英語の頭文字をとってPEG(ペグ)と呼んでいます。

● 「在宅の胃瘻について」 -胃瘻(いろう)とは- (©tvkテレビ 「ありがと!」 5/31放送分)

胃瘻とは、飲食物や薬を、口から摂取することが難しい患者さんに行う処置の事ですが、方法にはいろいろとあります。

なお、胃瘻に使うカテーテルはいろいろとあります。それぞれに長所と短所がございますので、医師と相談して使用するものを決めていただくようにして下さい。

● 「在宅の胃瘻について」 -胃瘻(いろう)から入れる栄養剤- (©tvkテレビ 「ありがと!」 5/31放送分)

胃瘻から注入する経腸栄養剤はタンパク質をどこまで分解するかによって、天然濃厚流動食と人工濃厚流動食に分類されます。

胃瘻を用いて栄養を投与している人は、毎日のこととなりますので、なるべく負担の掛からない方法をとることが大切となります。

● 「在宅の胃瘻について」 -胃瘻の造設- (©tvkテレビ 「ありがと!」 6/7放送分)

胃瘻の適応の前に検討すること、胃瘻の適応の目的を考慮して、胃瘻の造設を行っていく事となります。

患者・家族と医師との食い違いが起こらないように、胃瘻造設をする場合には話し合いを行っていくことが重要となります。

● 「在宅の胃瘻について」 -胃瘻の造設をする場合の注意点- (©tvkテレビ 「ありがと!」 6/7放送分)

胃瘻の造設をする場合にいくつかの注意点がございます。

家族のためにも、いざ、自分が胃瘻を作る事となった場合を事前に考えておくのが大切な事となります。

西神奈川ヘルスケアクリニックでは、訪問診療を通して、患者様の在宅での胃瘻についてのご相談・サポートを行っております。
疑問点やご相談がございましたら、クリニックまでお気軽にお問い合わせ下さい。

【コラム一覧に戻る】

※このページに掲載されている動画の著作権は ©tvk に帰属します。掲載動画の内容についてのお問い合わせは、西神奈川ヘルスケアクリニックへお問い合わせ下さい。